人には「嫌なものから目を背ける自由」があります。なので、「嫌なものが目に入らない権利」というのはありません。
嫌なものかどうかは本人が判断するしかないので、見てみない事には嫌なものかどうかわからないので、未然に事故を防ぐ事はできないのです。
かわりに、経験上「これを見ると嫌な思いをする」ものから目を背ける権利があります。見なかった事にしていいのです。もちろん責任から逃げ続ければ責任に追い詰められる結果になりますが、責任のない事については「見なかった」事にする権利があるのです。もちろん「そこから目を逸らすな」という指摘を受けるかも知れませんが、自分に責任のない事については目を逸らす以前に目を閉じていいのです。
基本的には人間には「する権利」があり、「されない権利」はないのです。
好きな人と結婚する権利があり、ブサイクとは結婚しない権利はないのです。好きになったらブサイク相手でも結婚していいのですから。
選ぶ権利があり、選択肢が絞り込まれる自由はない、というのが原則で、見たくもない嫌なものも陳列されている商店で買い物をするしかないのです。見たくないものが「見たくないゾーン」に収まっていれば後は目を背ける自由で良いので、「選択肢を予め絞り込んでくれる自由」を欲してはいけません。予め絞り込んだ物が必要な人が世の中いるかもしれないのですから、貴方の都合でその人の商品購入を邪魔してはいけません。
自由と権利って面倒くさいんですけど、基本的には「自分が選ぶ自由」があり、「予め用意してもらえる権利」というのはないのです。
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如月翔也
ガジェットとAppleとTRPGが大好きな中年男です。文章をとにかく書くのが好きなので毎日のように色々なブログで文章を打ちまくっています。もし何か心に引っかかるものがあれば私のTwitterをフォローして頂けると更新情報が流れます。