こんにちは、如月翔也(@showya_kiss)です。
今日はネタとして旬度が低いと言うか、温めていたと言うか、ぶっちゃけ「思い出した」のでネタにする話です。
人間の三大欲求がなぜ「食欲」「睡眠欲」「排泄欲」でないのか、という事について考えるお話です。
なぜこのネタに触れるのか、というと
そもそも皆さん御存知の通り、人間の三大欲求は「食欲」「睡眠欲」「性欲」です。これについてTwitter(現X)で「性欲は満たせなくても死にはしないのだから、生存に直結する排泄欲が代わりに入るべきでは」という意見を見たんですね。
これ、一見正しいんですけど、スコープが個人に向いた話になっていて、三大欲求の話はスコープが「人間という種」もしくは「生殖によって繁殖が可能な種」なので食い違いが起きるのです。
そもそも人間が生きるには
Twitter(現X)で見た意見については、確かに「個」が生きるには必要なのは「食欲」「睡眠欲」「排泄欲」で間違いないんです。
もちろん排泄欲についてはストーマーをつけている人や導尿カテーテルをつけている人は欲に関係なく排出されるので「排泄欲」が全員に必要なわけではないですが、いわゆる普通の人にとっては排泄欲が必要なのは自明の理です。というか僕も、性欲より排泄欲の方が気持ちよく感じる場合がある(=無意識的にそちらを優先している場合がある)事があるので、排泄欲もかなり大事だな、とは思っているのです。
しかし、この意見はあくまでも「個」が生存するために必要となる欲求です。
しかし生き物は全て「繁殖」をゴールとして生きているのです
しかし、「個」の生存は別にして考えると、全ての生き物は等しく「繁殖して自分・もしくは種の遺伝子を次の世代に残す」事を目的として生きているのです。
例えば蛸の雌は卵を産んだあとは何も食べずずっと卵を守り、そのまま卵から子供が孵るのを確認してから死に至ります。
また魚の鮭は川を遡って卵を生み、それに射精した後は海には帰らずそのまま死に至ります。これで死んだ鮭をほっちゃれ(放っておいてやれ、という意味で優しい言葉です)と呼び、美味しくないのであまり人間は食べませんが熊の餌になります。
更に言うと、外敵に襲われた時に下半身を切り離して逃げる生き物の中で、排泄孔を含んで切り離すためその後排泄ができなくなり、最終的にはそれが原因で死亡する生き物がいます。しかし、その生き物は生殖器は残したまま切り離すので、死亡するまでの間に繁殖するチャンスが有るのです。
ここから、生物の究極的な目的は「生存」とは限らない事、むしろ究極的な目的は「繁殖」であるという事が導かれます。
故に、三大欲求で最大なのは「性欲」であり、それを達成するためにはそこまで生き延びる必要があるので「食欲」と「睡眠欲」があるとも言えます。
しかし人間は脳が発達しているので
しかし人間は脳が発達しているので、物事に価値観を持つ事ができますし、死んだ後の無を予想できるので他の動物よりも更に強く死を恐れる機能が備わっているため、「繁殖のために命をかける」という事に疑問を抱く事ができるのです。
また人間は手という便利器官を持っており、そして道具を作る能力も持っており、なんならコンドームやピルを作る事もできるので、繁殖に至らずに性欲を発散する方法を持っており、故に人間の中では「性欲」の順位が下がるんですよね。まあそれが少子高齢化の原因の一部でもあるので良し悪しではあるんですが、人間は他の動物であれば一位である欲求である「性欲」を他の欲求に置き換える事ができるのです。
ただこれは今の地球上では人間だけにできる特殊な芸当なので、やはり人間以外の三大欲求は「食欲」「睡眠欲」「性欲」ですし、大多数の人間の三大欲求も「食欲」「睡眠欲」「性欲」です。
僕ら人間は人間である前に動物なので
僕ら人間は人間である前に動物なので(定義的に動物じゃないものは人間ではないので)、動物として三大欲求として「食欲」「睡眠欲」「性欲」があるのが当たり前で、そしてそれは恥じる必要はないのです。ただある事を認めれば良いのです。
問題になるのは欲求の赴くがままに行動して健康を損なったり社会生活に問題が起きたり犯罪に至ったりする事であって、欲求自体を否定する事はむしろ不健全です。あると認めないとコントロールができないので、まずある事を理解した上で、人間にはそれをコントロールできる脳がある、コントロールするための脳である、という事を強く意識し、欲求に振り回されて自滅しない事、自滅以前に人様に迷惑をかけたり犯罪に至らない事が大事ですので、まず三大欲求を認めたうえでコントロールしていきましょう。
という訳で、やっぱり人間の三大欲求は「食欲」「睡眠欲」「性欲」なのでした
という訳で、やっぱり人間の三大欲求は「食欲」「睡眠欲」「性欲」なのでした。
Twitter(現X)で呟いていた人には届かないと思いますが、それについて思った事をちょっと深堀りしたのでもったいないので記事にしておきます。
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この記事を書いた人 Wrote this article
如月翔也
ガジェットとAppleとTRPGが大好きな中年男です。文章をとにかく書くのが好きなので毎日のように色々なブログで文章を打ちまくっています。もし何か心に引っかかるものがあれば私のTwitterをフォローして頂けると更新情報が流れます。