「九九の読みが違うと減点」って数学教師は馬鹿しかいないのか

こんにちは、如月翔也(@showya_kiss)です。
 今日は僕の観測範囲でちょっとだけ炎上していた「九九の読みを間違うと減点」とぬかす数学教師(?)もしくは数学関係者がいたので、あまりの馬鹿さ加減にげんなりしたのでツイートではなくブログで論点を整理してみようと思います。

向こうの主張

九九の読みには意味があり、ふりがなが振ってあるのでそれ以外の読みで計算した場合は減点するのが正しい対応である。

主張に対する反訴

ふりがなが振ってあるのは利便性の問題から。数字を含めた文字の読みを判断する教科は国語であって算数ではない。そもそも唱えなくても唱えても5×9=45を理解していれば問題ないので、「ごっくよんじゅうご」でも「ごくしじゅうご」でも最終的に「5×9=45」を導き出せているので問題ない。
 ここを否定すると将来的に元素周期表を「水兵リーベ僕の船七曲りシップスクラークか」「閣下スコッチバクローマン梃子にドアがゲアッセブルグ」で唱えないと減点という「お前頭おかしいんか?」という結論に至るので少しは頭を使って欲しい。

一部の数学関係者の問題

一部の数学関係者は権威主義と言うか、見せられたものを「そのまま展開しないといけない」と信じ込んでいるいう深刻な神経状態に陥っていると思われる。
 そんな教え方では本来の学習である「数字の本質」が抜け落ちる。掛け算はあくまでも「同じ数字を何回足したらいくつになる」という計算方法とその結果、縦と横でマスを作ってマスの数を数える方法を簡単に暗記するための方法に過ぎないのだから、生徒がたどり着くべきゴールは「結果的に九九を全部暗記して色々な場面で暗算・筆算に使う事ができるようになる」事なんですよね。
 もし貴方がたの参照している教育指導要綱がそうなっていないのであれば「本質でない部分を入れ込むことで生徒の学習能力を無駄に使う・主体性を奪うのであれば反対・改定すべき」と主張すべきで、それをしないで唯唯諾諾として指導要綱に従っているのであれば少なくとも「教師」という「聖職者」ではないです。貴方はただの「講師」であって貴方がいなくてもテキストブックで学習が可能なので、さっさと席を譲ってまともに指導ができる若い教師に代わってください。

マニュアル世代が悪さをするのでマニュアルにも問題ありますよね

物事にはマニュアルが有るべき、マニュアルがあれば従うべき、という社会体な合意はわりと大きな規模で存在するんですが、基礎教育で子どもに対して「マニュアルに書いてあるからそうなんです」って説明するのは頭がおかしいんですよ。本質は「ここを勉強するのは何をするためで、そのためにはこうするとわかりやすい、だからこう覚えると良い」という説明を尽くした上で、国語や社会の「読みで意味が変わる」ものでない限り読み方は多様性の範疇、そこを否定する人がどの面下げて多様性を語るのか、と思います。
 40を「しじゅう」と読んでも「よんじゅう」と読んでも意味変わらないじゃないですか。方言のレベルですよ。そこを統一しようとするのは多様性の否定ですし、大事なのは「君は今なにかけるなにはなに、という意味で言ったんだよね?」と確認し、それがあっていればオーケーにする事なんですよ。
 本当に馬鹿らしい事でプチ炎上していたので数学界隈は馬鹿しかいないのかとも思いましたが、炎上しているという事は反対意見が多いという事なので馬鹿が多いのではなく目立つ馬鹿が発生したのだと思うので、黙って数学関係者とツイッター両方辞めたほうが良いと思います。

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如月翔也

 ガジェットとAppleとTRPGが大好きな中年男です。文章をとにかく書くのが好きなので毎日のように色々なブログで文章を打ちまくっています。もし何か心に引っかかるものがあれば私のTwitterをフォローして頂けると更新情報が流れます。