「優しい」というのは素晴らしい事なんです

こんにちは、如月翔也(@showya_kiss)です。
 今日は人間、いかなる場合であれ「優しい」というのは素晴らしい事なんだ、というお話しをしたいと思います。
 この場合の「いかなる場合であれ」は「常に」を指すのではなく、今置かれている状況がどうであれ、という意味です。

優しいってなんだ

じゃあ優しいのは素晴らしい事だとして、優しいってなんだ、という話になるんですが、辞書的な意味でいうと「穏やかでおとなしい、おとなしくて好感が持てる、穏やかで心が温かい」という意味になるんですが、もうちょっとぶっちゃけて言うと、相手と対等な関係性で話ができる、相手を尊重できる、相手の事を考えて行動できる、あたりを指すと思うんですよね。
 このあたり一歩間違うと馬鹿にして扱っているだとかマニュアル対応だとかになりがちなんですが、少なくとも怒鳴り散らかして相手を従わせたり暴力に及んで相手を服従させるよりよっぽどましな対応なのはご理解頂けると思います。

なぜ「どんな場面でも」「優しい」のが素晴らしいのか

まず「どんな場面でも」を考えた時、「1人の時か」「他に相手がいるか」で分けられ、そして相手がいる場合「相手との立場は自分が高いか同等か自分が低いか」で分けられると思います。
 このパターンの全てにおいて、なぜ「優しい」のが素晴らしいのかについて考えていきます。

1人の時

1人の時に優しい、というのは、誰も見ていない、誰にも監視されていない場合においても他の人の事を尊重して大事に思っていると言う事です。
 ネット弁慶の僕らから見たら聖人じゃないですか?

相手がいる場合 – 相手が格上の場合

相手がいて、それが格上の場合、「優しい」のが素晴らしいのは当然、相手が格上なのだからへりくだって当然、という意見の人もいるかも知れませんが、それとはちょっと違います。
 本当に優しい場合、格上の人の歩く先に小石があった場合、その人の実力ならなんの問題もなく避ける・対処ができるとしても、「万が一」気づいていなかった時のために「念の為」危険性を知らせるのが優しさです。
 しかしこれは格上から見ると馬鹿にしているのか、と思われますし、そう思わなくても鬱陶しく思うでしょう。でも、そう思われても相手が転ばないように忠告できるのが本来の優しさだと思いますし、それを格上の人にもできるのは素晴らしいと思うのです。

相手がいる場合 – 相手が同格の場合

相手がいて、それが同格の場合、交友関係を除けば概ねそれは打ち倒して勝って点数を取らなければいけない相手です。社会では同格は2人は必要なく、上下関係をきっちり決める必要があります。
 この場合の「優しさ」は自分の首を締める行為なのでは?という疑問があるかもしれませんが、正直それはあります。
 ただ、正面から正々堂々と戦う時に相手の足元が危険な状況にある時にそれをよしとしてそのまま勝ちに行く事と、相手に足元が危険なので仕切り直そうと提案する事、どちらがより正しいかと言うと後者ですよね。そして常に後者を選べる人間は「優しい」ですし、その人が築いた今の立場について影で悪口を言う人はいないはずです。

相手がいる場合 – 相手が格下の場合

この場合が一番人間性が問われると言うか、人間性が出る部分なのですが、相手が格下だとあからさまに上から目線で対応する人が多いんですよね。
 しかし少し考えればわかるんですが、自分が格上の相手からあからさまに上から目線で対応されて気分の良い人間などいませんし、要するにそれは「自分がされて嫌な事を人にしている」わけであって、まあ控えめにいって人格に問題を抱えている人間なわけなんですよね。
 ですが格下である人間に対しても穏やかでかつ暖かく対応できる人は心と情緒が安定している証拠ですし、そういう人を相手にサービスを提供する場合はできるだけ誠心誠意提供しようと思うのが人間なので、こういう時に「優しくあれる」人間って素晴らしいですし、結果として得をするんですよね。

ただ、「優しい」と「甘い」は違います

ただ、「優しい」と「甘い」は違います。
 注文したものと違うものが出てきた場合、「注文と違いますよ」と穏やかに指摘し、正しい注文のものを出し直して貰うか、出てきたもので妥協してそれを手に入れるかをするのが「優しさ」であり、黙って貰うのは「甘さ」ですし、注文し直しの結果提供されるのが遅れてそれによって何らかの被害が出たのであればその分の被害については「相手に負担を求める」のは優しさと同居し得ます。
 相手がミスをした時に毟りに行くのは良くないですが、激せず大人しくしかししっかり損害があった事とそれを保証して欲しい旨を怒らず伝える、相手にその権限がないのであれば権限を持った上司に代わって貰うようお願いする、というのは別に「優しくない」わけではないので、その点だけ注意したいですね。

ちなみに僕はクレームつけるの好きじゃないんですけど、結構酷いミスを何回も繰り返されるパターンが多いので、「これ貴方の問題じゃなくて会社の作ったシステム上の問題だと思うので、上司の方に代わって頂けますか?」って聞く事が結構あります……。

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如月翔也

 ガジェットとAppleとTRPGが大好きな中年男です。文章をとにかく書くのが好きなので毎日のように色々なブログで文章を打ちまくっています。もし何か心に引っかかるものがあれば私のTwitterをフォローして頂けると更新情報が流れます。