若い頃は未来があるので見落としがちなんですが、何かを試す時に「コストは掛からない。時間だけだ!」という事で色々試すと思うんですが、歳を取るとそれがキツくなります。
時間というのは有限の資源なので、若い頃はジャブジャブ使っても未来の振れ幅が広いので「これを試したせいで時間がなくなった」という事がないんですが、歳を取ると未来の振れ幅が狭いので「これを試したせいで時間がなくなった」というのをリアルに感じるんですよね。
そして時間をかけるのって「可能性を使う」事なので、他のなにかに使えば良かった、と思う時間の使い方をすると、人生という財布の中から時間という通貨が逃げてしまうのです。逃げた通貨は取り戻せないので買い物は考えなければなりません。
そういう意味で老人には未来がないので近視眼的な時間の使い方しか許されませんし、逆に若者には有り余る時間があるので色々な事を試していくのが可能性を最も活かせる形になるでしょう。
という事を考えた時点で、私も、もう、老人側の生き物なんですけどね……。
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如月翔也
ガジェットとAppleとTRPGが大好きな中年男です。文章をとにかく書くのが好きなので毎日のように色々なブログで文章を打ちまくっています。もし何か心に引っかかるものがあれば私のTwitterをフォローして頂けると更新情報が流れます。